『東映シアターオンライン』公式の『野菊の墓』がYouTubeで見れたので、朝から観ました!
1981年の松田聖子ちゃん版です。
聖子ちゃんは19歳、私も同学年、若かった。
映画館で観ました。すごく好きな作り方の映画で、聖子ちゃんのオデコ出しの可愛さ。そして相手役の新人が、とても良かった。
民子と政夫は、いとこ同士であり、女性が二つ歳上なだけで許されない恋です。泣きました。
そして40年の時を経て観たら、また感動。年月が経ち、さらに当時の山や畑の風景は心に染みるし、民子が無理に嫁に行かされる辛さもまた当時のまま。
婚礼行列に、中学校から飛び出して走って来て、嫁入りを止めようとして押さえつけられる政夫。
そして民子は姑にいじめられ、無理がたたって流産して里に返され、亡くなってしまうのです。
最期の時、手に何を固く握っているんだと開くと、政夫からの手紙と、政夫のようだと以前二人で笑い合った一輪のリンドウの花が、、、!
良かれと思い嫁にやったおばさん達はそれを見て大泣き、私もその場面が1番泣けました。
そして老人になった政夫が、遍路の旅で民子のお墓に野菊を供えて涙します。
そんな終わり方が素晴らしい。
物語なのに実話のような気さえして、二人の素朴な、真実の純愛に、40年の時を経てまた目が腫れました。
今観ると、出演者の皆さんも豪華でした。